20世紀日本人名事典 「香川昌子」の解説
香川 昌子
カガワ マサコ
明治〜昭和期の教育者 香川学園園長。
- 生年
- 明治5年1月1日(1872年)
- 没年
- 昭和28(1953)年12月17日
- 出生地
- 愛知県喜多郡新谷村
- 主な受賞名〔年〕
- 藍綬褒章〔昭和27年〕
- 経歴
- 16歳で小学校教員となる。その傍ら、塾に通って漢文・裁縫・南画などを修めた。明治33年小学校校長をしていた兄を頼って山口県厚狭郡に移り、同地の文人たちと交流。35年から山口県立徳基高等女学校で教員を務め、36年には藤山村(現・宇部市)に香川裁縫塾を開校。民家の一室を借りて始業した同塾は、生徒が増加するに従って徐々に規模を拡大し、香川高等女学校・香川学園高等学校に発展。昭和26年には香川学園園長に就任し、27年にはそれまでの教育活動の功により藍綬褒章を受章した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報