デジタル大辞泉
「香炉峰」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こうろ‐ほうカウロ‥【香炉峰】
- ( 頂の奇岩の突き出た山状が香炉に似るところから ) 中国江西省九江県西南にある廬山(ろざん)の北峰。
- [初出の実例]「『少納言よ、かうろほうの雪いかならん』と仰せらるれば、御格子あげさせて、御簾を高くあげたれば、わらはせ給ふ」(出典:枕草子(10C終)二九九)
- [その他の文献]〔白居易‐香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁詩・其三〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の香炉峰の言及
【廬山】より
…[鑑真](がんじん)も日本へ渡来する前にここを訪れ,本寺の智恩(ちおん)とともに渡日を実行したのであった。山中の名勝の中でも秀峰付近は特に美しく,歴代訪れた文人達の碑刻が多く残されており,その一部をなす香炉峰は白居易(楽天)の詩などで有名である。白鹿洞書院は宋代四大書院の一つとされ,南宋には朱熹(しゆき)(子),陸九淵(象山),王守仁(陽明)ら代表的な学者がここで講学した。…
※「香炉峰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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