香華院(読み)こうげいん

精選版 日本国語大辞典 「香華院」の意味・読み・例文・類語

こうげ‐いんカウゲヰン【香華院】

  1. 〘 名詞 〙 祖先墓碑を安置して香華を供える寺院菩提所(ぼだいしょ)菩提寺檀那寺(だんなでら)。香華所。香華寺
    1. [初出の実例]「次の日光弘の棺を出して、香華院(カフゲイン)へ送る程に」(出典読本南総里見八犬伝(1814‐42)一)

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世界大百科事典(旧版)内の香華院の言及

【菩提寺】より

…祖先の墳墓を築き,累代の位牌を安置してその冥福を祈るために建立した寺。菩提所,香華(こうげ)院とも呼ばれ,古代・中世では氏寺(うじでら)というのが一般的である。古くは藤原氏の興福寺,和気氏の神護寺など,公家一門の氏寺が盛んに建立された。…

※「香華院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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