馬場殿小路町(読み)ばばどのしようじまち

日本歴史地名大系 「馬場殿小路町」の解説

馬場殿小路町
ばばどのしようじまち

[現在地名]山口市中市なかいち町・東山ひがしやま一丁目の各一部

中市町の一つ南側の横町で、東は相物小路あいものしようじを越えてまつ町、西は北野小路きたのしようじを越えて米殿小路よねどのしようじに続く。

「注進案」に「大内家の時諸臣の調馬を覧給はんために、ここに殿宅を構へられしよりの名にや、かの支族に馬場殿満世といへる人あるは此街に居給ひし故なるべし」とある。永禄一三年(一五七〇)三月二日付の原権左衛門家文書(「閥閲録」所収)に「武信居屋鋪山口馬場殿小路之内、面拾間入拾七間二所合号松木畠事、先証等去永禄十二年山口動乱之時紛失之条」とあり、この地に原久左衛門武信の屋敷があったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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