駅弁大学(読み)エキベンダイガク

デジタル大辞泉 「駅弁大学」の意味・読み・例文・類語

えきべん‐だいがく【駅弁大学】

戦後教育改革により次々にできた新制大学のこと。昭和24年(1949)、新制大学駅弁を売る駅のある所に必ずといってよいほどできたことを皮肉って、大宅壮一がいった語。

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精選版 日本国語大辞典 「駅弁大学」の意味・読み・例文・類語

えきべん‐だいがく【駅弁大学】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「駅弁を売る駅のある所必ず大学あり」といわれたところから ) 第二次大戦後の学制改革によってたくさんできた新制大学を、皮肉っていった語。評論家、大宅壮一の造語

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世界大百科事典(旧版)内の駅弁大学の言及

【大宅壮一】より

…戦後は猿取哲のペンネームで執筆を再開,55年《無思想人宣言》を発表し,中立,脱イデオロギーの立場から社会評論,人物評論を展開。ものごとの本質に直截に迫るしんらつ,明快な分析を特色とし(〈一億総白痴化〉〈駅弁大学〉〈恐妻〉などの新語をつくる),放送,新聞,雑誌の寵児(ちようじ)となり〈マスコミ大将〉の異名をとる。ノンフィクション・クラブ,東京マスコミ塾などで後進の育成にも力を注いだ。…

※「駅弁大学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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