駒込九軒屋敷(読み)こまごめくけんやしき

日本歴史地名大系 「駒込九軒屋敷」の解説

駒込九軒屋敷
こまごめくけんやしき

[現在地名]文京区向丘むこうがおか一丁目・西片にしかた二丁目

駒込追分こまごめおいわけ町の西に位置し、中山道を挟んだ両側町の拝領町屋。西・南は備後福山藩阿部家下屋敷ほか、北は徒組大縄地。当町の東側は駒込村の百姓地であったが、元和四年(一六一八)に小人中間五人が屋敷として拝領し、拝領町屋となった。西側は小石川村の百姓地であったが、福山藩の拝領屋敷となり、元禄年間(一六八八―一七〇四)には幕府御家人四人が拝領し、拝領町屋となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報