日本歴史地名大系 「駒込西片町」の解説 駒込西片町こまごめにしかたまち 東京都:文京区旧本郷区地区駒込西片町[現在地名]文京区西片(にしかた)一―二丁目明治五年(一八七二)に幕末には駒込九軒(こまごめくけん)屋敷の東側、備後福山藩阿部家屋敷・徒組大縄地・進藤熊太郎屋敷ほか六屋敷であった地を合せて起立。町名は中山道を挟んで東側に駒込東片町があったことによる。町域は慶長一五年(一六一〇)に阿部家(のち備後福山藩主)の屋敷となったが、元禄一〇年(一六九七)に中山道に面した部分が上地され、小山与右衛門屋敷ほか一屋敷(のち九軒屋敷)、徒士組大縄地、小池半左衛門屋敷ほか九屋敷となり、相対替などを経て幕末の姿になった(「阿部家伝記」・沿革図書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報