騙討(読み)だましうち

精選版 日本国語大辞典 「騙討」の意味・読み・例文・類語

だまし‐うち【騙討】

  1. 〘 名詞 〙 人をだましておいて不意に討ち取ること。油断させておいて討つこと。また、だましてひどいしうちをすること。
    1. [初出の実例]「誠は、茂右衛門殿を旦那だまし打(ウチ)にして、世には手柄ふれける」(出典浮世草子武道伝来記(1687)四)
    2. 「眠りながら冥府に連れて行かれるのは、死ぬ覚悟をせぬうちに、だまし打ちに惜しき一命を果すと同様である」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉六)

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