普及版 字通 「驪」の読み・字形・画数・意味


29画

[字音]
[字訓] くろうま

[説文解字]

[字形] 形声
声符は麗(れい)。麗に(り)の声がある。〔説文〕十上に「馬の深き色のものなり」とあり、〔詩、魯頌、(けい)〕に「驪たるり、たるり」とみえ、馬の毛色をいう。

[訓義]
1. くろうま。
2. くろ、くろいろ、青黒。
3. 麗と通じ、そえる、ならべる、二頭立ての馬車

[古辞書の訓]
名義抄〕驪 クロシ/驪の馬 クロミドリノムマ/驪 アヲクロナリ 〔立〕驪 マダラナ(ウマ)・クロシ・カラスクロ 〔字鏡集〕驪 カラスマダラナルウマ・クロシ

[語系]
驪lieは・黎lyei、梨lieiと声近く、みな黒みを帯びた色をいう。

[熟語]
驪歌驪駕・驪驪牛驪駒驪黒驪珠驪色驪馬驪竜
[下接語]
駕驪・四驪・驪・乗驪・青驪鉄驪

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android