毛色(読み)ケイロ

関連語 けいろ 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「毛色」の意味・読み・例文・類語

け‐いろ【毛色】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 頭髪、羽、獣類などの毛の色。
    1. [初出の実例]「あかとりの、いしとさかあるが毛色も美しきをたまはりて」(出典:弁内侍日記(1278頃)宝治三年三月)
  3. 物事の性質や種類。現代では、「変わる」「違う」「異なる」などの語と結びついて、異質であることを表わす。
    1. [初出の実例]「智行(ちぎゃう)さまも坊主ならおれも坊主だ。智行さまの頭ばかり円くて、おれか頭は三角か。何も坊主毛色(ケイロ)を分ける事はねえわえ」(出典歌舞伎・独道中五十三駅(1827)序幕)
    2. 「思想の毛色も以前より大分変ってゐた」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉六)
  4. (よろい)の威毛(おどしげ)の色。〔俚言集覧(1797頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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