骨寺村荘園遺跡(読み)ほねでらむらしょうえんいせき

国指定史跡ガイドの解説

ほねでらむらしょうえんいせき【骨寺村荘園遺跡】


岩手県一関市厳美町にある中世の荘園遺跡。JR平泉駅の西約15kmに位置し、中尊寺経蔵別当の所領だった。中尊寺に伝えられている重要文化財「陸奥国骨寺絵図」(14世紀ごろ)と文書に、骨寺村の範囲や景観などが具体的に記されている。2枚ある絵図は縦長の図に東から西を鳥瞰した村を描いている。その資料が克明で具体的であるばかりでなく、絵図に描かれた寺社や岩屋などの施設が現存しており、大規模な開発もなく、周辺の地形や環境もきわめて良好に保存され、絵図そのままの世界がうかがえる稀有な遺跡である。この荘園遺跡を構成する山王窟、不動窟、白山社、駒形根神社、伝ミタケ堂跡、若神子社、慈恵塚、大師堂、梅木田遺跡、遠西遺跡、要害館跡が、2005年(平成17)に国指定史跡となった。JR東北新幹線ほか一ノ関駅から岩手県交通バス「骨寺村荘園遺跡」下車、徒歩すぐ。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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