日本歴史地名大系 「骨寺村」の解説
骨寺村
ほねでらむら
- 岩手県:一関市
- 骨寺村
一関市の西郊、
天治三年(一一二六)三月二五日の中尊寺経蔵別当職補任状案(中尊寺文書)に「蓮光往古私領骨寺」とあり、初代の中尊寺経蔵別当自在房蓮光が、往古の私領である骨寺の地域を永代にわたって経蔵に寄進した。蓮光は中尊寺の権威を背景としてこの地の知行をまっとうしようとしたのである。以後中世を通じ経蔵別当に相伝されたとみられる。骨寺村の四至は、「吾妻鏡」文治五年(一一八九)九月一〇日条と同月日中原親能奉書(中尊寺文書)によれば、東は鎰懸、南は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報