骨窟寺(読み)こっくつじ

世界の観光地名がわかる事典 「骨窟寺」の解説

こっくつじ【骨窟寺】

韓国南部のキョンサンプクト(慶尚北道キョンジュ慶州)市街中心部から東へ約20km、含月山山裾にある新羅時代の仏教寺院で、同国唯一の石窟(せっくつ)寺院。6世紀ごろにインドからやってきた光有聖人により建立されたと伝えられている。上部磨崖仏(まがいぶつ)をつくり、周囲に12の石窟と宝塔を配している。磨崖仏は、宝物第581号に指定されている磨崖如来坐像と石窟の一つである観音窟が有名である。法塔は7つ残っている。◇「コルグルサ」とも読む。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android