高井観海(読み)タカイ カンカイ

20世紀日本人名事典 「高井観海」の解説

高井 観海
タカイ カンカイ

大正・昭和期の僧侶,仏教学真言宗智山派管長。



生年
明治18(1885)年7月1日

没年
昭和28(1953)年1月9日

出生地
和歌山県那賀郡

学歴〔年〕
智山勧学院卒

経歴
赤井宝寿の門に入り明治29年得度。哲学館に学び井上円了、境野黄洋らについて仏教学、智山勧学院で倶舎唯識修学。大正元年智山勧学院教授となり、南都に留学、性相学を研究。昭和4年智山専門学校と改称され、同校長、18年大正大学との合併で同大教授。明治42年以来滋賀県海津の宝憧院住職。昭和17年真言宗智山派集議席、21年智積院化主同派管長となった。7年一等布教師、21年大僧正。著書に「小乗仏教概論」「即身成仏義講義」「密教事相大系」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高井観海」の解説

高井観海 たかい-かんかい

1884-1953 大正-昭和時代の僧,仏教学者。
明治17年7月1日生まれ。真言宗。哲学館(現東洋大)で井上円了に仏教学をまなぶ。智山勧学院教授,智山専門学校長,大正大教授をへて,昭和21年智積院55世,智山派管長となった。昭和28年1月9日死去。68歳。和歌山県出身。智山勧学院卒。著作に「小乗仏教概論」「即身成仏義講義」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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