新撰 芸能人物事典 明治~平成 「高品格」の解説
高品 格
タカシナ カク
- 職業
- 俳優
- 本名
- 向後 直吉
- 生年月日
- 大正8年 2月22日
- 出生地
- 千葉県 海上郡飯岡町平松(旭市)
- 学歴
- 八日市場小高等科〔昭和8年〕卒
- 経歴
- 小学校高等科を出て勤めた裁判所を1年ほどで辞め上京、東邦拳闘倶楽部に入り、プロボクサーになる。東洋フライ級チャンピオンにまでなったが、俳優を志し、昭和13年日活多摩川に入社。翌年「土と兵隊」でデビュー。その直後に応召、北支に従軍して18年除隊。戦後「馬喰一代」(大映)に出演後、日活に移り、以来、出演作品は500本を超える。代表作に「嵐を呼ぶ男」「女中っ子」など。傍役ひと筋に生きてきたが、59年和田誠監督の「麻雀放浪記」で“雀ゴロ”出目徳というはまり役を演じ、キネマ旬報賞など各種助演男優賞を独占した。
- 受賞
- キネマ旬報賞助演男優賞(昭59年度),ブルーリボン賞助演男優賞(昭59年度),日本アカデミー賞助演男優賞(昭59年度) 毎日映画コンクール助演男優賞(昭59年度)
- 没年月日
- 平成6年 3月11日 (1994年)
- 伝記
- 不良ノート〈下〉 百瀬 博教 著(発行元 文芸春秋 ’93発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報