高安寺跡(読み)たかやすでらあと

日本歴史地名大系 「高安寺跡」の解説

高安寺跡
たかやすでらあと

[現在地名]安堵町西安堵

安堵町西安堵と斑鳩町高安の境にあった寺。高安寺は近世の諸書では聖徳太子建立の常楽じようらく寺とされる。中世大和法隆寺支配の市として竜田市と並んで常楽寺市があったが(嘉元記)、この付近に設けられたものか。明治初年、当寺の所属について西安堵・高安両村が訴訟した結果、土地は西安堵、建物・什物などは高安に帰したといい、仏像は大日堂とともに高安の天満宮境内に移された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 出土

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む