高家神社(読み)たかやじんじや

日本歴史地名大系 「高家神社」の解説

高家神社
たかやじんじや

[現在地名]坂出市高屋町 揚北

白峰しろみね山の西麓、崇徳天皇陵参道入口にある。祭神天道根命・崇徳天皇・待賢門院(同天皇生母)。旧村社。「三代実録」貞観九年(八六七)五月一七日正六位上に昇叙された高家神は当社であるとされている。社伝によれば崇徳上皇鼓岡つづみがおかで没し白峰葬送の途中、にわかに風雨雷鳴があり、柩はしばらく当地阿気あげの地に安置された。このとき柩を置いた台石に血が流れ出たため、村人らは畏れて葬送後に天皇の神霊を当社に迎えて相殿に祀り、併せて台石を社内に納めて奉斎したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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