鼓岡(読み)つづみがおか

日本歴史地名大系 「鼓岡」の解説

鼓岡
つづみがおか

[現在地名]坂出市府中町

讃岐国府跡の西方にある小丘(円墳)で、崇徳上皇御所があった所と言伝える。崇徳上皇は保元の乱で敗れて保元元年(一一五六)七月讃岐へ配流となった。「保元物語」(新院御経沈めの事付けたり崩御の事)によると八月讃岐に到着したが、御所が造営されていなかったため在庁高遠松山まつやま御堂にまず入り、のち「四度しど直島」に建てられた御所に入った。その後上皇が島の生活を嘆いたため、国司・官人が計らって「四度の道場辺、鼓の岡」という所に御所を新造したという。一方「源平盛衰記」(讃岐院事)には初めなお(現香川郡直島町)にいたが、のち在庁野大夫高遠の堂に入り、のち鼓岡に建てられた御所に移ったとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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