高密度エネルギー電池(読み)こうみつどえねるぎーでんち(英語表記)high energy density battery

知恵蔵 「高密度エネルギー電池」の解説

高密度エネルギー電池

重量または体積当たりのエネルギー密度の高い電池ニッケル‐水素電池やリチウムイオン電池など。既存の鉛電池は1kg当たり約40W時、ニッケル‐カドミウム電池は約60W時の電力を貯蔵するが、ニッケル‐水素電池やリチウムイオン電池のような高密度エネルギー電池は約2〜4倍を貯蔵できる。携帯用電子機器に使われ、1回の充電で長時間使用可能になっている。電気二重層コンデンサーは、活性炭電極の間に電解質液を入れ電荷を蓄積するコンデンサーで、単位体積当たりの容量が極めて大きく、電池として利用できる可能性がある。

(槌屋治紀 システム技術研究所所長 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android