リチウムイオン電池(読み)リチウムイオンでんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リチウムイオン電池」の意味・わかりやすい解説

リチウムイオン電池
リチウムイオンでんち
lithium ion cell

負極黒鉛などの炭素材料,正極にコバルト酸リチウム LiCoO2などのリチウム金属酸化物,電解液に有機溶媒を用いた蓄電池(二次電池)。軽量かつ高電圧を特長とする。公称電圧は 3.7V。貯蔵エネルギー密度が高いため容易に小型化でき,スマートフォンやポータブルコンピュータをはじめとする携帯用情報機器にいまや不可欠となっている。また,大型のリチウムイオン電池電気自動車や余剰電力の貯蔵などの用途に利用される。2019年,リチウムイオン電池の開発に貢献した,吉野彰,ジョン・グッドイナフ,スタンリー・ウィッティンガムにノーベル化学賞が授与された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リチウムイオン電池」の意味・わかりやすい解説

リチウムイオン電池
りちうむいおんでんち

リチウム電池

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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