高密度核物質(読み)こうみつどかくぶっしつ(英語表記)high density nuclear matter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高密度核物質」の意味・わかりやすい解説

高密度核物質
こうみつどかくぶっしつ
high density nuclear matter

原子核をつくっている物質核物質と呼び,その標準密度 ( 3×1014g/cm3 程度) より密度の高い物質をいう。核物質を直接扱うことはできないから,通常の原子核の性質によって類推すると,核物質からなるパルサー中性子星が存在すると考えられており,現在のところ,おもに天体物理学において理論的に考察される対象にとどまり,そのふるまいが実験的に直接検証されているものではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android