高岡一号古墳(読み)たかおかいちごうこふん

日本歴史地名大系 「高岡一号古墳」の解説

高岡一号古墳
たかおかいちごうこふん

[現在地名]飯田市座光寺 高岡

天竜川右岸の第三段丘上平坦面に築かれている古墳後期の前方後円墳。高岡の杜の通称がある。かつて四三基からなる高岡古墳群が存在したが、前方後円墳はこの一基のみで盟主的な位置を占める。全長七二メートル、前方部幅・長さともに四〇メートル、後円部径三二メートル。高さは前方部八メートル、後円部五・五メートルと前方部が勝るが、これは後円部に祀られている高岡神社建立に際しての削平によるもので、おそらくは同等の高さを有したものと思われる。外部施設としては全面にわたって葺石があり、また墳丘各所から円筒・形象埴輪片が出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む