高川村(読み)たかかわむら

日本歴史地名大系 「高川村」の解説

高川村
たかかわむら

[現在地名]土佐山村高川

土佐山村(永谷村)の北に位置し、北に工石くいし山を負う。土佐山郷一村。「土佐州郡志」は「東限長谷梶谷、西限桑尾、南限桑尾・長谷、北限森之山、東西十八町南北一里余、戸凡四十有八、其土赤、影山・尉山二村属此村」「影山村 当村東、戸凡三」「尉山村 当村北、戸凡七」と記す。

永禄四年(一五六一)七月七日付の高河次郎左衛門宛長宗我部元親書状(蠧簡集)があるが、高河氏は当地の土豪であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の高川村の言及

【城川[町]】より

…愛媛県南部,東宇和郡の町。1954年土居,魚成(うおなし),遊子川(ゆすがわ),高川の4村が合体,黒瀬川村となり,59年城川と改称して町制。人口5193(1995)。肱(ひじ)川の支流黒瀬川上流域に位置し,東は高知県に接する。河谷沿いに低地があるほかは四国山地に属する山地が大部分を占める。農林業が基幹産業で,稲作,養蚕,酪農が盛ん。木材,クリ,シイタケの産も多い。かつては江戸初期からのコウゾによる和紙,江戸中期からのハゼノキによる木蠟の特産があった。…

※「高川村」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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