高座の(読み)タカクラノ

デジタル大辞泉 「高座の」の意味・読み・例文・類語

たかくら‐の【高座の】

[枕]高座の上に御蓋みかさがつるされるところから、「みかさ」にかかる。
「―三笠みかさの山に鳴く鳥のやめば継がるる恋もするかも」〈・三七三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「高座の」の意味・読み・例文・類語

たかくら‐の【高座の】

  1. 高座の上に天蓋があるので、その御蓋(みかさ)の意で、同音地名三笠」にかかる。
    1. [初出の実例]「春日(はるひ)春日(かすが)の山の 高座之(たかくらの) 三笠の山に」(出典万葉集(8C後)三・三七二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android