高松・押水古窯跡群(読み)たかまつ・おしみずこようせきぐん

日本歴史地名大系 「高松・押水古窯跡群」の解説

高松・押水古窯跡群
たかまつ・おしみずこようせきぐん

[現在地名]高松町若緑・黒川・八野・野寺・箕打・元女、羽咋郡押水町紺屋町・正友

加賀・能登の境界にまたがる須恵器窯跡群で、大海おおみ川中流域およびその支流八野はちの川に臨む丘陵地帯に分布。現在確認されている窯跡は約七〇基であるが、今後かなりの追加が予想される。七世紀中葉頃紺屋町こんやまち支群で操業が開始され、その後八野支群や野寺のでら支群に広がり、さらに黒川くろがわ箕打みうち若緑わかみどり支群に拡大、一〇世紀中葉頃まで生産活動が継続する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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