高浜郷
たかはまごう
鎌倉期からみえ、出雲国神門郡に属する。現在の出雲市矢尾町・日下町・里方町・平野町・常松町の一部に相当すると推定される。平安後期に杵築に移住した国造出雲氏は、斐伊川下流域一帯の開発を進めたが、当郷もそのなかの一つ。康元元年(一二五六)一二月日の杵築大社領注進状(北島家文書)に杵築大社(出雲大社)領一二郷の一つとしてみえ、二二町六段六〇歩、うち定田一六町二段一二〇歩、同郷沢田一四町二六〇歩、うち定田一〇町七段一二〇歩とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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