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高清水城 たかしみずじょう

日本の城がわかる事典の解説

たかしみずじょう【高清水城】

宮城県栗原市(旧高清水町)にあった戦国時代の城で、江戸時代には仙台藩21要害の一つとされた。もとは足利一門で陸奥大崎5郡を領有した戦国大名葛西氏の城で、その後伊達氏の属城となり、江戸時代初めの元和(げんな)の一国一城令後も高清水要害として存続し明治維新を迎えた。築城は、大崎氏第9代当主の義兼(よしかね)の三男高泉直堅(なおかた)とされている。高泉氏は1590年(天正18)の豊臣秀吉の奥州仕置による主家大崎家の領地没収とともに没落。その後、秀吉に反発して大崎・葛西氏の旧臣らが蜂起した葛西大崎一揆で、一揆勢がこの城を奪還したが、鎮圧に乗り出した伊達政宗(まさむね)により奪い返された。その後、高清水城は旧葛西・大崎領に国替えになった伊達氏の属城となり、政宗は1606年(慶長11)、庶子の亘理宗根(わたりむねもと)を高清水城に配した。宗根はその後、居城を佐沼城(登米市)に移し佐沼亘理家の祖となったが、高清水城には宗根に代わって石母田興頼(いしもだおきより)が入城し、明治維新まで石母田氏代々が城主をつとめた。現在、本丸跡は高清水小学校の敷地になっている。小学校近くの外濠公園には外濠が残り、園内中央には高清水城絵図の陶板が設置されている。JR東北新幹線古川駅からバス40分で高清水下車、徒歩約5分。

出典|講談社日本の城がわかる事典について | 情報

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