高清水山(読み)たかしようずやま

日本歴史地名大系 「高清水山」の解説

高清水山
たかしようずやま

城端町とたいら村との境にある標高一一四五メートルの山で、高清水山系の最高峰。山頂の西側、標高八〇〇メートルの地点になわヶ池があって、冷たい湧水を満々とたたえている。高清水の山名もこの湧水に由来する。文化四年(一八〇七)の綿屋北茎の「北国巡杖記」によれば、この池の神竜が毎年七月一五日の夜、女体となって現れ、池上一夜遊楽するとして、人を制して登山を禁じていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android