高温顕微鏡(読み)こうおんけんびきょう

最新 地学事典 「高温顕微鏡」の解説

こうおんけんびきょう
高温顕微鏡

heating microscope

物質の高温における状態の変化を,加熱しながら直接観察できるように,加熱部と光学系とを組み合わせた顕微鏡で,1)顕微鏡の載物台の部分に高温ステージを取りつけたもの,2)比較的大型の加熱炉を用い長作動距離の対物鏡をもった加熱炉型顕微鏡,3)真空あるいはガス封入できる密封容器内に試料を水平に保持し,発熱体で加熱して上方または下方の窓から観察する金属用高温顕微鏡の3種がある。試料が単結晶の場合,種々の物理性の温度変化・転移脱水分解溶融などの生ずる温度・速度・性状など,多結晶体や多相系の場合,粒界移動・シンター・結晶成長・反応・共融などの生ずる温度・速度などが観察できる。

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百科事典マイペディア 「高温顕微鏡」の意味・わかりやすい解説

高温顕微鏡【こうおんけんびきょう】

加熱状態の金属,合金鉱物などの試料表面を調べる顕微鏡。試料は酸化防止のため低圧の真空炉中に置き,石英窓を通して検鏡。最高温度1500℃程度,倍率は500〜750倍。高温における相の変化や表面状態の観察に多用される。

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