日本歴史地名大系 「高神山観音寺」の解説 高神山観音寺こうじんやまかんのんじ 三重県:鈴鹿市旧鈴鹿郡地区津賀村高神山観音寺[現在地名]鈴鹿市高塚町高塚(たかつか)集落の北五〇〇メートル、椎山(しいやま)川を渡った所にある。もと高宮(たかみや)村地内で紅葉山高宮(たかみや)寺とも称したが、明治地籍図では津賀(つが)村の飛地となっている。神事(こうじ)山ともいったが高野山末寺の時、高神山と改めたという。現在は荒神(こうじん)山のほうがよく知られている。寺伝によれば寛治元年(一〇八七)法陵の開基で、真言宗。本尊十一面観音菩薩。一時は加佐登(かさど)神社近くにあったと思われる慈悲山(じひさん)寺の下にあったらしい。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by