高築(読み)たかつき

日本歴史地名大系 「高築」の解説

高築
たかつき

明応八年(一四九九)六月一日の岩城常隆置文(飯野八幡宮文書)に「就今般高築へ罷越候御志ニ相追候、題目之事」とみえ、飯野出羽守が高築に移転し、その代りとして大裏役・都鄙の郡役は課されるが他国への軍役が免除された。飯野いいの八幡宮の神主飯野家の屋敷は、現在も高月たかつきの磐城高等学校北側にある。弥勒二年(私年号。永正四年、一五〇七)二月二二日の岩城親隆書状(同文書)によれば「たかつきの屋敷之替地」として「藤本之打開田一丁」など計一町五反が飯野氏に与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 私年号 高月

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