高輝度X線放射光(読み)こうきどエックスせんほうしゃこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高輝度X線放射光」の意味・わかりやすい解説

高輝度X線放射光
こうきどエックスせんほうしゃこう

光速近くまで加速した電子を強い磁場で曲げたとき,電子の軌道の接線方向に発生するきわめて輝度の高い放射光光源。蓄積リングに電子か陽電子をビームの広がりを抑えて走らせ,軌道の直線部分にアンジュレーター,ウィグラーと呼ばれる挿入光源を多数設置すると発生する。高輝度X線放射光の利用により生物の分子観測など新しい実験や応用が可能になる。日本国内では,兵庫県の播磨科学研究都市に建設された大型放射光施設SPring-8で取り出すことができる。

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