高野流圧診療法(読み)たかのりゅうあつしんりょうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高野流圧診療法」の意味・わかりやすい解説

高野流圧診療法
たかのりゅうあつしんりょうほう

島根県浜田市の高野豊行が創案した,下肢指圧による内臓疾患の診断および治療法腹部内臓に異常のある場合に,その局所大小硬結・緊張・圧痛の見られることがある。高野は,1951年ころから,内臓と下肢との関係に注目し,内臓に異常のあるときは,その異常に関連する下肢の特定部位にも硬結・緊張・圧痛などが出現することを見いだした。そして,下肢の特定部位を圧診帯,圧診点と名付け,そこに手技または針刺激,その他の方法で調整操作を行なうと,腹部自律神経も調整されて局所の硬結・緊張・圧痛などが,ただちに柔らぎ,鎮痛・緩和することを知り,この療法を創案したという。反射帯療法の一種といえよう。

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