髯虜(読み)ゼンリョ

デジタル大辞泉 「髯虜」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐りょ【×髯虜】

《ひげづらのえびすの意》西洋人をさげすんでいう語。
神州も―被髪の域と相成り」〈染崎延房・近世紀聞〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「髯虜」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐りょ【髯虜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 口ひげのあるえびすの意から ) 欧米人を卑しんでいう語。毛唐人。
    1. [初出の実例]「吾掌握日本。欲王則王。且吾而王、如天朝何。髯虜何与焉」(出典日本政記(1838)一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android