鬼の手(読み)おにのて

精選版 日本国語大辞典 「鬼の手」の意味・読み・例文・類語

おに【鬼】 の 手(て)

  1. ( 鬼の手の指は三本であるというところから )
  2. 琴爪(ことづめ)異称
    1. [初出の実例]「鬼の手を娵香箱へ入れて置」(出典:雑俳・柳多留‐一六(1781))
  3. 拳角力(けんずもう)で、三の数として出す三本の指。
    1. [初出の実例]「鬼の手をたがいに出して酒をのみ」(出典:雑俳・柳多留‐一三(1778))
  4. 植物やつで(八手)」の異名
  5. 節足動物かめのて(亀手)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android