八手(読み)ヤツデ

  • 八手 (ヤツデ)

デジタル大辞泉の解説

ウコギ科の常緑低木。暖地の海岸近くに自生。葉は枝先に互生し、柄が長く、手のひら状に七~九つに裂けている。花は初冬に咲き、白い小花が球状に集まり、さらに円錐状につく。実は丸く、翌年4月ごろ熟す。耐陰性があり、庭木とする。てんぐのはうちわ。 冬》
ヤツデヒトデのこと。
八つ手網」の

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ウコギ科の常緑低木。暖地の近海の林に生え、庭木ともされる。枝は太く、上端付近に大形の葉を密に互生。葉は掌状に七~九裂し質が厚く、柄が長い。初冬、白色小花が球状に集まって枝頂につく。果実は球形で黒く熟す。葉は民間でリウマチや咳の薬にする。テングノハウチワ。 八手の花[季]
「八つ手網」の略。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① ウコギ科の常緑低木。本州の福島県以南、四国、九州の海岸近くの森林下に生え、庭木とされる。高さ約三メートル。葉は長柄をもち厚く掌状に七~一一裂し、裂片は卵状披針形で縁に粗い鋸歯(きょし)がある。晩秋、葉腋や枝頂に伸ばした花柄に白い小さな五弁花を多数円錐状につける。果実は径約五ミリメートルの球形で黒く熟す。葉は袪痰(きょたん)薬にされ、風呂に入れるとリウマチに効くという。慣用漢名、八角金盤。てんぐのはうちわ。やつでのき。
▼やつでの花《季・冬》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
② 「やつでひとで(八手海星)」の俗称。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

緊急事態宣言(感染症)

改正新型インフルエンザ等対策特別措置法(新型コロナウイルス特措法)に基づいて日本政府が発する布告。正式名称は「新型インフルエンザ等緊急事態宣言」。新型インフルエンザなど(新型コロナウイルスの適用対象期...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

八手の関連情報