鰯酸(読み)イワシサン

デジタル大辞泉 「鰯酸」の意味・読み・例文・類語

いわし‐さん【×鰯酸】

不飽和脂肪酸の一。イワシ油ニシン油などに含まれる。化学式C21H33COOH

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精選版 日本国語大辞典 「鰯酸」の意味・読み・例文・類語

いわし‐さん【鰯酸】

  1. 〘 名詞 〙 不飽和脂肪酸の一つ。淡黄色の液体で、空気中で酸化し、なまぐさい匂いを発する。グリセリドとして特にイワシ油、ニシン油などの海産動物油に多く含まれる。

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世界大百科事典(旧版)内の鰯酸の言及

【イワシ油(鰯油)】より

…日本はアメリカと並んで世界の主要生産国である。イワシ油を構成するグリセリドの脂肪酸は炭素数14~24で,とくに不飽和結合の多い高度不飽和脂肪酸(イワシ酸など)を多く含んでいる。また不ケン化物含量は1%内外であり,ビタミンDを相当量含有する。…

※「鰯酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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