鳥もち(読み)とりもち(その他表記)bird lime

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鳥もち」の意味・わかりやすい解説

鳥もち
とりもち
bird lime

モチノキヤマグルマなどの樹皮,あるいはヤドリギ果実などから抽出して,適当に固めて餅状にした粘質物。棒の先などにつけて小鳥や虫などを捕えるのに使う。主成分植物性の「ろう」であるが,ろうを構成する脂肪酸成分はパルミチン酸,トロコ酸など,またアルコール成分は各種の樹脂アルコールなどで,植物により異なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android