鳥上村(読み)とりはみかみむら

日本歴史地名大系 「鳥上村」の解説

上村
とりはみかみむら

[現在地名]横芝町鳥喰上

横芝村の南方に位置し、北西部に鳥喰沼が広がる。鳥喰下村と合せて鳥喰村一村として扱われる場合もある。天正一九年(一五九一)九月一一日の山野辺庄鳥喰村検地帳写の断簡が残る(横芝町史)。「家忠日記」天正二〇年三月条に「鳥はミの郷」とみえ、同郷六三三石余が松平家忠領となった。慶長一四年(一六〇九)一二月の知行宛行状で「とりはみ」二二石が旗本戸塚氏に与えられた。正保国絵図には鳥喰とあり、高六三三石。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳では鳥喰組に属し、旗本今大路領六一一石・戸塚領二二石・水野領一〇〇石・牧田領六八石・大久保領一三〇石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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