日本歴史地名大系 「鳥取県史料」の解説
鳥取県史料(鳥取県歴史)
とつとりけんしりよう
三二冊
成立 明治九―一九年頃
原本 国立公文書館・鳥取県立図書館(明治二―一六年分副本)
解説 明治七年太政官の命により編集を開始した「鳥取県歴史」の稿本。明治二年から一八年にかけての県政全般を大きく政治部・制度部の二つに分け、さらに政治部では県治・民俗・衛生など、制度部では租税・刑法・職制などに分類してまとめられている。明治九年以降完成にしたがって修史館へ進達された。しかし同年八月鳥取県は廃県、島根県に合併され、同一四年九月再置されるまでの間のうち、同一〇年から一三年までの四年間を欠く。したがってこの間は同様に島根県から修史館に進達された「島根県史料」三二冊のうち、この時期を含む第五冊から二二冊に至る鳥取県関係部分を参照しなければならないが、これも明治九年から一一年までであり、両県とも明治一二年・一三年の両年を欠いている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報