鳥居野村(読み)とりいのむら

日本歴史地名大系 「鳥居野村」の解説

鳥居野村
とりいのむら

[現在地名]甲賀町鳥居野

相模さがみ村の北東、大原おおはら谷に位置。北半は丘陵で、田地が谷奥まで入込む。集落は大原川右岸に集まり、東出ひがしで・西出・樋越ひごしなどの垣内に分れる。地名は大鳥おおとり神社の鳥居に由来するという。寛永石高帳では高六八二石余、幕府領および旗本篠山領。篠山氏は織田政権の頃から代々当地を知行し、寛永二年(一六二五)四八〇石の判物を得る(寛政重修諸家譜)。幕府領は元禄一一年(一六九八)旗本堀田領、篠山領は同一六年に二家に分れて幕末に至る。慶安二年書上では田三六〇石余・畑屋敷八三石余・永荒二三九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android