鳥羽上庄(読み)とばかみのしよう

日本歴史地名大系 「鳥羽上庄」の解説

鳥羽上庄
とばかみのしよう

現鳥羽上町・常喜じようぎ町・本庄ほんじよう町・名越なごし町一帯に比定され、庄内に常喜本庄・常喜新庄が含まれていたと考えられる。正和四年(一三一五)八月七日の鳥羽上庄預所職宛行状(青蓮院文書)によると、後鳥羽上皇の侍臣藤原能茂の子孫宗舜に対して当庄預所職が宛行われている。元徳三年(一三三一)三月二九日には預所職を宗舜門弟に相承することが認められ、「所務以下毎事可計申門跡相承之仁」とあることから(「預所職安堵状」同文書)、青蓮院門跡が何らかの権利を有していたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む