鴈門関(読み)がんもんかん(その他表記)Yan-men-guan; Yen-mên-kuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鴈門関」の意味・わかりやすい解説

鴈門関
がんもんかん
Yan-men-guan; Yen-mên-kuan

中国,山西省北部を南北に走る内長城沿いの要地。句注 (こうちゅう) 山中隘路にあり,句注けいともいう。春秋時代に開かれ,漢以後は北方民族に対する重要な防衛地点となり,隋・唐時代には突厥 (とっけつ) ,ウイグル沙陀 (さだ) などの北方民族との間に激しい争奪戦が繰返された。明初,現在のところに関城が建設され,寧武,偏頭の2関とともに外三関といわれた。

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