(読み)カリ

普及版 字通 「鴈」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] ガン
[字訓] あひる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は厂(かん)。〔説文〕四上に「なり」、字条に「鵝なり」とあって、あひるをいう。雁とはもと別の字であるが、通用する。

[訓義]
1. あひる。
2. 雁と通じ、がん、かり。
3. 贋と通じ、にせ、にせもの。

[古辞書の訓]
〔字鏡〕鴈 チヒサキカリ・カリ

[語系]
雁・鴈ngeanは同声。ngaiも声近く、鴈はの意に用いる。みな鳴き声の擬声語である。語彙は雁字条参照。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android