鵤木村(読み)いかるぎむら

日本歴史地名大系 「鵤木村」の解説

鵤木村
いかるぎむら

[現在地名]足利市鵤木町

渡良瀬川の北岸低台地に位置し、北は八椚やつくぬぎ村。応永八年(一四〇一)一二月二三日の関東公方足利満兼寄進状案(鑁阿寺文書)足利庄「鵤木郷」とみえ、関東管領上杉朝宗の意向を受けて郷内の一部が借宿かりやど郷の「定光寺」に寄進されている。宝徳二年(一四五〇)五月三日の小野寺朝通言上状(小野寺文書)によると、鵤木郷「太平方」は小野寺おのでら(現下都賀郡岩舟町)を本貫地とする小野寺氏の譜代本領と認識されていた。寛永一〇年(一六三三)には下総古河藩領、正保元年(一六四四)分家の土井利長領となる。元禄郷帳では旗本田付・大沢の二給で幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む