鶯の谷渡り(読み)ウグイスノタニワタリ

デジタル大辞泉 「鶯の谷渡り」の意味・読み・例文・類語

うぐいす谷渡たにわた

が谷から谷へ、また、枝から枝へ鳴きながら渡ること。また、そのときの声。
曲芸などで、物の一方から他方へ移ること。また、物を一方から他方へ移すこと。

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精選版 日本国語大辞典 「鶯の谷渡り」の意味・読み・例文・類語

うぐいす【鶯】 の 谷渡(たにわた)

  1. 鶯が谷から谷へと鳴きながら渡ること。また、その時の一種の鳴き声。枝から枝へ行き来する場合にもいう。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「鶯も尺八ふくか谷わたり〈氏満〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)五)
  2. 曲芸などで、物の一方から他方へ巧みに移ること。
    1. [初出の実例]「是より〈略〉鶯の谷渡り、あなたこなたへ通うて参る」(出典:歌舞伎・三十石艠始(1759)序幕)

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