鶯巣関所跡(読み)おうさせきしよあと

日本歴史地名大系 「鶯巣関所跡」の解説

鶯巣関所跡
おうさせきしよあと

[現在地名]日南市伊比井 鶯巣

飫肥藩が鵜戸うど街道に置いた関所。江戸時代の同街道は伊比井いびい(飫肥藩飫肥領)本村を抜けて北に向かい、伊比井峠を越えて当関所のある鶯巣集落に入り、さらに北上を続けて鶯巣峠を越え、内海うちうみ(飫肥藩清武領、現宮崎市)に通じており、当関所は飫肥藩領内における飫肥領と清武領との境界となっていた。現在、鶯巣神社から南に下る道が国道二二〇号に交わるところに関所跡の石垣が残る。諸物資の移動に対する監視は厳しく、鶯巣番所覚(三浦家文書)によると穀物・茶・紙・楮の持込みは役所発行の証文が必要で、一方持出しについては藩の専売品であった紙・楮を監視した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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