鶴亀算(読み)ツルカメザン

デジタル大辞泉 「鶴亀算」の意味・読み・例文・類語

つるかめ‐ざん【鶴亀算】

算数で、鶴と亀との合計頭数とその足の合計数を与えて、それぞれの数を求める類の問題

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精選版 日本国語大辞典 「鶴亀算」の意味・読み・例文・類語

つるかめ‐ざん【鶴亀算】

  1. 〘 名詞 〙 算数応用問題一つ。鶴と亀を合わせた数とその足の和を与えて、鶴と亀のおのおのの数を求める類の問題。
    1. [初出の実例]「応用問題の鶴亀算なんかも、直ぐに答へを出しました」(出典:抒情歌(1932)〈川端康成〉)

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世界大百科事典(旧版)内の鶴亀算の言及

【算術】より

… 古来有名な算術の問題の例をあげよう。そのうちとくに次の〈つるかめ算〉の歴史はたいへん古い。中国の《孫子算経》(六朝時代の書といわれている)にはキジとウサギで出されている。…

【文章題】より

…算術,算数または数学における問題の出題形式の一種。問題の条件,設問などが全部文章の形になっているものをいう。文章の中に(数値以外の)数式,不等式,等式などが含まれるものは文章題ではない。算術には鶴亀算,仕事算,植木算など,よく知られた文章題の型があるが,一般に応用問題は文章題であるのがふつうである。例えば,次の問題は文章題であり,本質的には鶴亀算である。〈50円硬貨と10円硬貨合わせて10枚あり,その金額は180円であるという。…

※「鶴亀算」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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