日本歴史地名大系 「鶴嶺八幡社」の解説 鶴嶺八幡社つるみねはちまんしや 神奈川県:茅ヶ崎市浜之郷村鶴嶺八幡社[現在地名]茅ヶ崎市浜之郷 本社浜之郷(はまのごう)のほぼ中央にあり、東海道の鳥井戸(とりいど)橋に大鳥居が立ち、北に約七〇〇メートルの松並木の参道が続く。祭神は誉田別命・佐塚大神で、元来は八幡社と佐塚明神(さつかみようじん)社は別社。旧郷社。弘安三年(一二八〇)八月一二日の年記をもつ鶴嶺八幡別当勝福寺縁起(相州古文書)によると、同寺が長承二年(一一三三)の創立としていることからみて、当社の草創も一一、二世紀頃かと思われる。「鶴岡八幡宮寺供僧次第」にみえる千南(せんなん)坊の賢秀・賢栄の事跡および応永一六年(一四〇九)一二月二七日の上杉憲定巻数請取状(県史三)の宛所にある「懐嶋八幡宮」は、当社のことと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by