鶴田新田(読み)つるだしんでん

日本歴史地名大系 「鶴田新田」の解説

鶴田新田
つるだしんでん

[現在地名]三条市鶴田

鶴田村の北にあり、同村の枝郷であった。元禄一一年(一六九八)の賀茂組新田村付帳(新発田市立図書館蔵)によると、正保四年(一六四七)鶴田村の地内に立村。新発田藩領で、延宝五年(一六七七)検地帳(市川浩一郎氏蔵)によれば、村高六四石二斗余、田畑一八町六反半余、物成七〇石六斗余、名請人は一七人。田方の字名には本村鶴田村と関連して「本地付」「町屋」などがあり、ほかに「うき田」「丸沼」「曾根」「ぬけ田」「次郎右衛門開」など低湿地を思わせる地名や開拓者名を冠した地名がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android